2004年03月02日
トーノZEROアニメ感想Gungrave total 3436 count

愛する女性が他の男と作った娘を守るのは犬以下であるか!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROです。

 今日のGungraveの感想。

 今回、最もグッと来た台詞は、改造された化け物だけでは組織は成り立たないというベアの台詞ですね。あれらの化け物は、暴力の実行部隊として、あるいは商品として価値はあるものの、組織を支えるのはあくまで生者の人間。そして、組織は生者の人間のために存在する訳ですね。そういう視点が、これだけ化け物のドラマになってまで貫かれているところが素晴らしいです。

 ベアも、組織のため、と言いつつ脳裏に浮かぶのはハリーに嫁いだ娘の姿。なかなかに痛いですね。

 あからさまに化け物になって、個人的な恨みを叩き付けるリーの恐ろしさ。化け物にならねばハリーについていけない、と思っていながら、いつの間にかハリーをも追い越してしまった感がありますね。

 そして、駅を使ったアクションの見事さ。特に、明かりが灯ることで逆転していく演出の上手さがさすがですね。

 最後には、ドクターの死と、それと共に発生するグレイブの稼働可能限界時間。人類滅亡までのカウントを取った宇宙戦艦ヤマトのように緊迫したドラマが展開されるのでしょうか?

今回の一言 §

 繰り返し悲鳴を上げるミカ。もはや、彼女を中心にして状況は動いていませんね。彼女を契機にして吹き出したのは過去の因縁に決着を付ける化け物対決。